日本語教師のブルース

アメリカの大学で教えている日本語教師のブログです。

日本語クラスの様子

私が教えているのは某州立大学です。

州立ということもあってか、のんびりで個性的な学生が多い気が…。キャンパスを闊歩するユニークな学生たちを見るのも、すっかり日常になりました。

 

ユニークさでいえば、日本語クラスの学生も負けていません。「普通」の日に、何かのイベントかと思うほどのド派手な格好で来たりします。※ご想像の少し上を行っていると思います。

 

とはいえ、「普通」の1日のクラスなので、ハジけた見た目に関わらず「普通」に授業を受けてくれます。シュール好きには堪らない光景だと思います。※彼らにとって、自分がしたいようにすることは、たとえ「個性的」であっても「普通」なのですね。すばらしい!

 

そんな愉快な日本語クラスは101が計47名で、201が15名です。

 

101、201というのはあくまで日本語のクラスレベルで、学部の1年生から4年生までいます。

どのクラスとも体育会系からサブカル系、ザ・アメリカンな「スーパー陽気」系から「外部シャットダウン」系までバリエーションに富んでいて、本当に愉快なクラスとなっています。

 

101は2つに分かれていて、各20数名です。

レクチャーはまだいいのですが、日本語のやりとりを練習する「ドリルクラス」は大変です。

クラス時間も50分と短いため、この3ヶ月間悪戦苦闘の日々でした。

 

101の特徴は…

◎いつか日本に行ってみたい!

◎アニメ、マンガが大好き!

▲勉強は・・・!?

▲語彙を覚えられない(勉強してるかな?)

▲日本語で話したがらない(プライド!)

▲よく休む(特定の学生のみ)

 

201の特徴は…

◎いつか日本に行ってみたい!

◎アニメ、マンガが大好き!

▲日本語を話すのは…(不慣れ+プライド!)

▲述語?助詞?(小島よ○お状態!)

▲語彙?(英語でよろしく!)

▲よく休む(特定の学生のみ)

 

共通しているのは、日本に行ってみたい!ことと、やはりアニメ、マンガが大好きだということ!

その影響もあってか「魔女」とか「呪術」とか独特な語彙は豊富です。

クイズの裏面などに色々書いてくれたりします(写真はある日のクイズの日に)。

クイズの裏面です。表目より多くかいてくれました。

 

さて、多くの「するべきこと」がある日本語クラスですが、師の助言:「先生半分、学生半分」を胸に、試行錯誤でやってきました。

その甲斐もあり、感謝祭を目前にして何とか軌道に乗ってきました。頑張ってくれている学生にも感謝しなければなりません。

 

次回からは、この3ヶ月間の汗と涙と笑いの日々を紹介していきます。乞うご期待!

 

街中を

歩く人見て

感じる外国

じろじろ見られる

おのれが異国

 

私の地域はアジア人が少ないので結構見られている気がしていました。

でも実際は、思ったよりも他人のことを気にしていません。「自分がしたいように」が自由にできるのも納得できますね。

 

 

Q:みなさんは「格助詞」はいくつあると考えていますか。ぜひコメント欄にご意見を!

助詞について:⑧《レッスン3・4・5》助詞は驚くほどシステマチックです!【日本語教師必見】格助詞と副助詞のシステマチックさに目から鱗✨【JUMPsystem JUMPⅡ(助詞)総まとめ】 - YouTube

 

今回の1曲:Love Comes To Everyone (Remastered 2004) - YouTube