暑い夏に戻って来て、早1ヶ月。ここ、フレデリックスバーグは夏から秋に変わるちょうどそんな頃です。
私の故郷、沖縄にはいわゆる「秋」がない。そのせいか、ここで感じる「秋」、例えば爽やかな空気、高い空、そして木の葉が赤や黄に変わっていく様子は私の気持ちも高揚させてくれます。
クラスは第6週目。
1年生は発音矯正とそれぞれの努力が実って、だいぶ日本語らしい発話ができるようになってきた。比例するように聞き取る力も向上。お陰で、各文型「NがNです」だけで色々と練習ができている。
この辺から個々の差が顕著に現れ始める。去年は見逃しがちなことが多々あって申し訳ないことをした。今年こそはなるべく多くの学生に目を向けられるようにしなくては。
2年生は普通形(いわゆるタメ口)に頭を抱えている。英語、特に動詞の活用に苦しめられ、匙を投げた私。彼らの苦しみはよくわかる。
なのにも関わらず、ルールから外れた活用をされると「なんでそうなるの!?」と思ってしまうから困る。
学生には見せないようにと意識しているけれど、こういうのは伝わっちゃうもの。寛大さというのはは才能なのだろうか。
その点アメリカは寛大さに満ち溢れている。トイレの個室が丸見えでも気にしない。椅子や机に足を置いても気にしない。シャワーだって入りたければ入ればいい。身の回りを綺麗にしなくても心が綺麗なら問題なし。
教科書や持ち回りの物はもちろん、食べかけのフルーツだってあちこちにおく。なんでもOKなのだ。
そんなビッグなアメリカ人でも気になること。それはくしゃみの仕方だ。アメリカではくしゃみが出るその刹那、器用に肘の内側や腕で口を覆う。手のひらで受けるのは断固としてNOなのだ。曰く、「色々触るのに不衛生だから」。だからアメリカは面白い。
学生が
成長すれば
嬉々とする
私のお陰は
危機になるなり
語呂が悪くてもいいのだ。
隼