新・日本語の文型
以前、日本語の文型について書きました。
その後、鈴木先生と議論を重ねたり、JUMP会の皆さんの考えもいただきながら現在11の核文型にまとめあげました。それぞれ述語別になっています。
<Nominal+Copula(いわゆる『名詞』と『な形容詞』+です)>
①NがN+C
②NがNがN+C
<Adjectival(いわゆる『い形容詞』)>
①NがAdjectival
②NがNがAdjectival
※JUMPでは「な形容詞」ではなく、「なNominal」と呼んでいます。活用が「い形容詞」と全く異なるからです。詳しくは。
<Verbal(いわゆる『動詞』)>
Verbalは「Transitive(『他動詞』)」と「Intransitive(『自動詞』)」で分けています。
<ITV(『自動詞』)系>
①NがITV
②Nが(Pに/へ)移動動詞
③Nが(Pに)ある/いる
※Nが「パーティー」などのイベントの場合、『Nが(Pで)ある』)
④NがNがある/いる、できる、わかる、要る
<TV(『他動詞』)系>
①Nが(Nを)TV
②Nが(Nを)(Nに/から)もらう、借りる、聞く、習う等
③Nが(Nを)(私/私たちに)くれる
前回との違いは、 TVの「Nが(Nを)(Nに)あげる」を核文型から外し、代わりに③「Nが(Nを)(私/私たちに)くれる」を加えたことです。理由は以下の2点です。
1)初級段階でも「あげる」以外にも(Nに)が使えるものがかなりあること。
例:「先生に聞く」、「友達に貸す」等
2)「くれる」は(私/私たちに)とセットである唯一のものであること。
※「〜てくれる」の場合は、元の動詞によって「私を」となる場合がある。
例:「送る」:「私を送ってくれる」、「連れて行く」:「私を連れて行ってくれる」等
以上を、みなさんが教えている/勉強している教科書に当てはめてみてください。フレーズ的なものを除いて、全て当てはまるはずです。
学習が進むと長い文や修飾が出ててきます。
全て新しい項目として学ぶのではなく、以上の11の核文型の述語部分を「普通形」や「て形」に変えて、「と思います」や「〜ています」、あるいは「修飾」などに繋げるだけです。
イメージとしては、「11の核文型+@(別文型)」です。
JUMPでは、その+@にどう繋げるかもグループ分けしてまとめてあります。そうすることで、さまざまな+@が同じパターンで成り立っていることが可視化できます。考える手間が省け、練習や実践の時間を増やすことができるのです。
それはまた次回。
文型を
ひたすら覚え
増やす知識
分かればもっと
広がる景色
「日本語は難しい」のか。「日本語は難しい。それでも、簡単にしたい」のか。まだ道半ばです。
隼